Salesforce Spring ’15 – ハイライト(UK Tquilaより)

by Pasona Tquila 2015.02.04

今日はUK TquilaからSpring ‘15 Releaseのハイライトを、Salesforceの各プラットフォーム・コンポーネントごとに解説します。

※このページは英国テキーラ社のメンバーが執筆したものを翻訳しています。ご紹介した機能は日本版では異なる場合もありますので予めご了承ください。

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全体


 

重複管理

この機能はDupeCatcherのような重複チェックアプリを使ったことがある人には親しみがあるものでしょう。今回からこの機能はSalesforceの基本機能に組み込まれ、重複レコードが発生しているところはアラートが表示され、ブロックされるようになっています。

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Google Mapが標準の住所フィールドに表示される

標準の住所フィールドにGoogle Mapの画像が表示されるようになりました。これによりユーザーはわざわざ別のタブを開いてアドレス検索するといった場所を確認する手間を省けます。

各レコードで住所フィールドのGaogle Map画像を見るには詳細ページを参照します。地図画像を表示させるには国、郵便番号、都道府県、市区郡、町名・番地といったフィールドが入力されている必要があります。これらのうち必要情報のいずれかでも欠けると、地図は表示されません。

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Lightning Process Builder

去年のDreamforceの目玉の一つ、Lightning Process Builderが使えるようになりました。 Lightning Process Builderはメールのフォローアップのような日常業務から、もっと複雑な再発注や人材採用後の手続きなどを簡単に自動化できるワークフローツールです。

たった数クリックでビジネス・プロセスを自動化し、組織の効率的な運用を実現します。 これはみなさん、ぜひ一度さわってみることをおすすめします。アドミニストレーターやコンフィグレーターにとっては、これまでApexのトリガーが必要だったような自動化を簡単に実現できる強力なツールになります。例えば アドミニストレーターにとっては以下のようなメリットがあります。

  • ポイント&クリックで使える便利なビジュアルレイアウトを使ってプロセスを作ることができる。
  • 複数のワークフロールールを使わずに、一箇所で全体のプロセスを作ることができる。
  • 他のチームと共同でプロセス作成が可能。
  • シンプルなタスクの自動化にはApexのコーディングは不要になる。

 

Process Builderは柔軟かつパワフルでワークフローと同様の機能を実現できます。Process Builderには特定のアウトバウンドメッセージはありませんが、Process Builderの新機能”Call Apex”アクションを使って自由にアウトバウンドメッセージを作成することができます。 Process Builderを使えば以下のようなことが可能です。

  • レコードの作成
  • 関連レコードの更新(親レコードも含めての更新も可能)
  • クイックアクションを使ったレコードの作成、更新、あるいはコールログ作成
  • 即時でも定期アクションからでも自動でフローを起動
  • メール送信
  • Chatterへの投稿
  • レコードの承認依頼の送信

 

また、例えば以下のようなビジネス・プロセスの自動化に適しています。

  • 取引先の請求先住所が変わった場合、対応する全ての取引先責任者の郵送先住所を変更する。
  • ユーザーが手動で行っていた承認申請を自動化する。
  • 商談のステージに応じてレコードの作成や通知を行い、レコードの状況に応じて実行するべきタスクをスケジュールする。
  • 商談のステージが”Closed Won”になったところで、その商談や関連する取引先情報から注文レコードを作成する。
  • 完了予定日の10日前になってもまだ重要案件がオープンになっていたら、担当チームにリマインドメールを送信する。

 

ユーザーインターフェースも直感的に使えるものになっています。

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Mobile


今回のリリースではSalesforce1 Mobileにはたくさんの変更がありました。詳細はリリースノートを見てもらうことにして、ここではいくつかのハイライトをご紹介します。

Salesforce Adoption Manager

この機能により、ユーザーはSalesforceフルサイトとSalesforce1 モバイルアプリの両方の利用状況に応じて、その人に合わせた提案を受けることができます。 Salesforce Adoption Managerは、ユーザーがSalesforce1でもっと効果的に業務ができるようにするための様々なアクションを提案してくれます。提案はモバイルデバイス向けに最適化されたeメールによってユーザーに送信されます。メールには以下のような内容が含まれます。

  • Salesforce1のダウンロード可能アプリへのカスタムリンク
  • 外出先からレコードやCRM情報を確認するためのTips
  • コールログやタスク作成などのアクションのベストプラクティス

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複数の添付を1回の操作で投稿に追加する

新規投稿ページから直接添付を追加することができるようになりました。ただし、この機能はSalesforce1 モバイルブラウザアプリケーションのみです。

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Chatterグループにレコードを追加する

Salesforce1のユーザーは外出先からでもChatterグループにレコードを追加することができるようになりました。

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グループレコードはグループレコードの関連リストに表示されます。

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ダッシュボードでフィルターを使用する

Salesforce1では、Salesforce フルサイトで作成したフィルターを適用したダッシュボードを参照することができます。

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Sales Cloud


リードコンバート時の取引先責任者と取引先情報の重複管理

これは前述の重複チェックとブロッキング機能と関連しています。リードのコンバージョンによって重複した取引先や取引先責任者レコードが発生しないように、重複防止のルールを適用できます。

セールスパス

セールスパスは、営業プロセスのそれぞれのステージを通じてユーザーをガイドし、重要な営業活動に専念させることで、迅速に商談をクローズさせることを目的としたツールです。 基本的には商談の各ステージの情報をユーザーに提供するアプリケーションです。

セールスパスをセットする際にはChatterへの投稿やその他の関連情報へのリンクを載せておくといいでしょう。例えばベストプラクティス、逆によくある失敗、あるいは励ましの言葉など。とにかく案件を成約させたいという営業部員のモチベーションを上げるようなことです。

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売上予測の調整

コラボレーション売上予測機能も改良されています。営業ユーザーは自身の売上予測を自分に紐付いている商談の数字を変えることなく調整できるようになりました。このように各自が売上予測を立てられるようになると、営業マネージャーは売上予測の取りまとめの調整に余計な時間をかけなくてすむようになります。

ユーザーが売上予測の合計金額を変更可能になれば、売上予測の調整はずっと簡単になります。これによりユーザーはまだ合計に反映されていないけれど、今後予想される売上や数量の変更を売上予測に織り込むことができます。また、営業マネージャーにとっても、いつも自分の売上予測を少なめだったり、逆に多めに出してくる営業部員がいる場合、売上予測を取りまとめるマネージャーは、そういった予想される誤差を織り込んで部下の売上予測を調整することもできます。

商品の項目履歴管理

商品の項目履歴管理ができるようになります。商品の特定の項目を選ぶと関連リストから変更履歴を確認できます。日付、時間、変更の種類と誰が変更したかが記録されます。


Service Cloud


ケースフィードでのマクロの使用

ケースフィードを使っているサポート担当は、繰り返し実行するタスクを自動実行するマクロを使えるようになりました。例えばeメールテンプレートの選択や顧客へのeメール送信、そしてケースステータスの更新などをクリック1つで実行できます。このマクロの利用によって時間短縮とサポート担当のサービスに一貫性を持たせることができます。

ケースフィードに複数のアクションを実行するマクロを作ることもできます。例えばひとつのマクロでeメールのタイトルを入力し、さらにケースステータスを更新するなど。ひとつのマクロで同時にケースフィードの異なる部分に複数のアクションを実行することができるのです。

マイルストントラッカーのリニューアル

ケースフィードのマイルストントラッカーがもっと使いやすくリニューアルされました。サポート担当はマイルストンをキープするためにどれだけ時間が残っているか、より簡単に確認できるようになりました。カウントダウンタイマーは残り時間、分、そして秒まで表示します。 マイルストンの進捗はグリーンの円で表示されます。時間の経過に従って時計回りに進みます。残り時間、分、そして秒が円の中心に表示されます。

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マイルストンの期限が来ると、円は赤く表示され、予定時間を超過した分の時間が円の中心に表示されます。

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Reporting


レポート通知

気になる指標の数字を常に把握しておくために、レポート通知を利用できます。レポート通知に登録して、トリガーを指定します。例えば、20個以上の未着手のイシューがある場合は毎朝レポートと通知を受け取れるようにする、など。通知はSalesforce1の通知かChatterかeメールでユーザーに直接送られます。ユーザーはApexを使えばカスタムアクションを起動させるように指定することもできます。

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Force.com Development


クイックデプロイ

特定の期間内にテストが実施されており、新しいコンポーネントがテスト済みのコンポーネントに影響を及ぼすことが無いような場合には、全てのテストを実施しなくてもコンポーネントを素早くデプロイできるようになりました。これでちょっとした変更で何回もデプロイしなければならないような時、楽になります。

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コンポーネントの削除と更新の同時反映

Force.com MigrationやCIツールを使ってデプロイをする人にとって、削除と更新の両方を1回のデプロイで反映することができるようになりました。コンポーネントは削除と更新のどちらを先に実施するかも指定できます。

Apex Flex キュー

Apex Flex キューは長いバッチ処理を複数実行するような場合に便利な機能です。最大100個までのバッチジョブを一度にサブミットでき、ジョブの実行順序も自由に指定できます。

クラス全体のテストデータのセットアップ

この機能は簡単に一つのクラス内の複数のテストメソッドを実行できるようにするものです。 クラス内のそれぞれのテストメソッドごとにデータを作成するのではなく、@testSetupのメソッド一つをアノテートすることで、そのクラス内の全てのテストメソッドのデータを有効にすることができます。


Contributor

Ben Edwards
Posted by Tquila on 23 January 2015

※このページは英国テキーラ社のメンバーが執筆したものを翻訳しています。ご紹介した機能は日本版では異なる場合もありますので予めご了承ください。

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