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Salesforceの標準項目[住所] を必須項目にできますか?

 2019.11.07 customer_success

こんにちは。Salesforce運用支援サービスのサポート担当 Miyazakiです。

お客様から「住所の項目を必須にしてほしいんです!」と依頼され、困り果ててしまった経験ありませんか?

Salesforceは導入してすぐに使い始めることができるよう、いろいろな「標準」仕様があらかじめ用意されていますよね。 皆さま通常「標準オブジェクト」や「標準項目」について特に意識したり深く気に留めることなく便利に使われているかと思います。

一方で、「標準」は「カスタム」のようには 簡単にカスタマイズ(設定変更)できない、という特性も持っています。 でも、そんな「標準」だって、やりようによっては意図した機能を実装することができるんです。

今回は、標準の[住所]項目について、意外と知らない? 地味だけど「へぇ!」 な知識をご紹介します。

標準項目 [住所] は必須項目にできない!?

『リード』『取引先』『取引先責任者』などの標準オブジェクトにある[住所]項目。大事な情報なので必ず入力してもらいたい! だから必須項目にしよう! と、ページレイアウトから変更してみようとすると……

グループ 966

「必須項目」のチェックボックスにチェックを入れられない!!

これ、なぜかというと、住所(請求先)・住所(納入先)は、「国名」や「郵便番号」「都道府県」「市区郡」「町名・番地」といった別々の項目を組み合わせて構造化されたデータ型であり、参照しかできない項目なのです。(データをエクスポートされたときに気づかれた方も多いかと思います。)

解決内容

この住所項目を入力必須にしたい場合には、以下のような入力規則を作って代替しましょう。
取引先にある住所(請求先)を例にします。
数式の記載方法はこちら。

OR (
ISBLANK(BillingPostalCode ) ,
ISBLANK( BillingState ) ,
ISBLANK( BillingCity ) ,
ISBLANK( BillingStreet )
)

複合された住所を構成する項目(郵便番号、都道府県、市区郡、町名・番地)を一つずつ並べ、それらの項目が空白のときはエラーを表示する(編集内容を保存させない)、というもの。
これなら簡単に入力規則の数式が設定できますね!

もし、sandbox環境をお持ちであれば、上記の数式をそのままコピーアンドペーストして実装し、テストしてみてください!
sandbox環境については、こちらの記事をご確認ください。

最後に

「設定で長時間悩んでしまう」「効果的に利用できているのかわからない」「運用を任せられる人がいない」など、Salesforceをうまく活用できていないと感じることはありませんか?

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