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自分がそのときにやりたいことを本気でやりたい

 2017.03.07 Pasona Tquila

「どうしても出たい」というご本人の熱烈なリクエストにお答えして、
転職2年目の営業、川村さんを紹介します。

営業 川村雅人さん

演劇をやめて、会社員の道へ

川村さんの経歴変わってますよね。

私のぐちゃぐちゃな経歴、聞いちゃいますか(笑)。
18歳で静岡から東京に出てきて、演劇系の専門学校に通っていました。とにかく、周りの人がやらない事をやりたいという思いが強くて・・・。フリーターをやりながら、芸能プロダクションの俳優養成所に通って、小劇場や再現VTRなんかに出ていました。毎日楽しかったですね。

それが、なぜ、演劇をやめて、会社員になったのでしょう?

2011.3.11、次の日からの公演のために会場でリハをやっていたんです。その中であんなことがあって。当日はみんな帰れず、会場に泊まって。公演をやめるべきかさんざん迷ったものの、遂行することにしたんです。交通機関もぐちゃぐちゃで、お客さんもほとんど来れなかったんですが、20名程度のお客さんが公演に集まりました。泣いている人もいる中で、「こんなときに何をやっているんだ」と、自分のやっている事に凄く違和感を感じたんです。普通のサラリーマンだったら、寄付をしたりボランティアに行ったりできたのかなと考えると、その当時自分がやっていた事が役に立たないと思うようになってしまって。普通の社会人という生き方が凄く魅力的に思えたんです。

最初の就職先はずっと働いてきた居酒屋で、社員になって、結構「熱く」店長をやってました。この会社が不動産のオーナー業もやっていて、時間のあるときは不動産管理の仕事を手伝わせてもらう事もあって、不動産の運用などにも興味が湧いてきました。3年ほど働いてから、個人顧客向けの不動産投資会社に転職し、営業の仕事を始めました。

相続診断士という資格も取って、お客さん相手にライフプラン・コンサルティングのようなこともやったりして、凄く楽しかったんですが、ここでの顧客管理が、チーム内ではノートを推奨(苦笑)。あまりにイケてないからどうにかならないのかと、個人でいろいろ調べ始めて、同業他社がSalesforceを使っていることを知ったんです。最初は自分の会社に入れることをもくろんでいたのですが、結局転職という道を選びました。「これは絶対に役にたつ」、自分が確信できるものを商材にしたかったんです。

2つの選択肢で迷った結果、IT業界への道へ

IT業界だけを受けていたの?勇気ありますよね。

実は2社受けていたんですよ。一つは不動産で、もう1つがパソナテキーラ(現・サークレイス)。不動産業界の中でもBtoBのテナント仲介には興味があって、もちろん今でも興味あります。3つ目の選択肢として、2社ともダメなら、静岡の実家に帰って親と同居するというのもありましたね。18歳で上京してしまったんで、大人になった今、改めて親と生活してみたいなと。
結局、パソナテキーラ(現・サークレイス)が決まったので、「東京にいなさい」ということかなと思って、入社しました。

これまで何度も新しい世界に飛び込んできたので、異業種へ転職することに怖さはなかったんです。ただ、最初は用語もわからないし、今まで自分がいた環境と比べると丁寧に教えてくれる環境ではないと気づいて、面食らいましたけどね。わからないことを知るために、私は同じことをいろんな人に聞くことにしています。人が違うと、違う説明をされるのが当然と思うのですが、その中で「共通の認識」を見つけていく事で事実や実態が見えてきますね。

入社から1年経って、何か当時と変わったことは?

パソナテキーラ(現・サークレイス)の営業の仕事は、お客様だけを見ていれば良いということではなくて、社内の関係部署やパートナー企業など、関わる相手が多いという印象があります。昔は、自分がリーダーとして「熱く」動いてきたんですけど、それだと空回りしてしまって他の人がついてこないんですよね。自分が思い描く方向に円滑に進めるためには「先に関係する人に一声かけておく」ということが有効だと気づいてきました。

そういう意味では、少し全体像が見えてきた気がしています。このパターンなら、取れる、取れない、といった予測がだんだんとできるようになったきた感じはしています。もちろん、負けそうな案件をひっくり返す、ゼロベースから案件を作り出していく、といった本当の意味での仕事には、まだまだ力不足を感じますけどね。

自分がそのときにやりたいことを本気でやりたい

プライベートは充実してます?お弁当をよく作ってるのは知っているけど…

夜は19:30位までに仕事を終わらせようと思っていて、帰ったらご飯を作って、テレビを見て、ジム行って、家事をやって、という生活です。一人の時間が好きなんです。休日には昔の仲間の公演に足を運んだりすることもあって、「また演劇をやりたいなあ」という気持ちも湧いてきたりはしますけど。昔からの趣味とかは特にないですね。ただ、一回はまるとそれをやり続けるようなところがあります。最近だとゴルフの打ちっ放しですね.。上司に上手な方が多いので、触発されました。

演劇経験があるからこう思うのかもしれませんが、「こう見られたい」とか「こうあるべき」というのが自分にはないんです。人間って、確固たるかたちがあるわけではなく、その場所であったり、組織や相手などによって、見せる面が変わってくるものだと思うんです。だから、その場その場に応じて、やりたいことも変わってくるし、そのときそのときのやりたいことを、自分は本気でやっていこうと思うんです。年をとって、また演劇をやりたいと思えば、そうするかもしれないですしね。

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