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新・分業制

 2015.07.13 support_service_staff

先日、「昭和のビジネスを再現」という興味深い記事を見つけました。

PCやインターネットがない時代の働き方を20代の若者が体験、という企画で、メールもエクセル・ワードもインターネットもなく、クラウドでの報共有もできない・・・という状況で、色々な業務にチャレンジしてみる、というものです。

膨大な書類の中から目的の資料を探し出し、コンパス・三角定規を使ってグラフを描いて資料を作成したら、紙の地図を頼りに客先に到着し、パワーポイントなしで身振り手振りの説明・・・。

全く仕事が捗らなくてガッカリする若者に対し、昭和時代の働き方を経験した先輩が明かしたカラクリが「分業制」でした。当時は資料を探す人、資料を作る人、プレゼンする人、と完全な分業制だったので成り立っていたそうです。また分業制であるがために、一つの事業を行うのに密に連絡を取り合う必要があり、結果として会社内の結束力が強かったのかも、とか。

PCやインターネットが導入された現在は、ある程度の業務が一人で短時間・簡単に行えるようになった反面、業務量や納期など個人への負担が大きくなっているのも確かです。

昭和時代の「人材を投入した分業制」というやり方は、現在ではリソース的にもコスト的にも難しいでしょう。しかし、各社員が担当分野のデータを入力、それを社内で共有し必要な部署が様々な形で有効活用できる「Salesforceによる新・分業制」は、あらゆる分野で広まっています。当社のオンサイト・アドミニストレータも、お客様が担当分野の業務に集中して頂けるよう、また最新情報を各部署のニーズに合った形で活用頂けるよう、日々「新・分業化」のサポートを行っています。

「ワークライフバランス」という概念がますます一般的になりつつある今こそ、遠い昭和の働き方を振り返ってみるのも良いかもしれませんね。