Platform アプリケーションビルダー資格取得方法

 2018.08.20 support_service_team

新人アドミニストレータのコジマです。

「コードは書いたことないけど、会社に合わせたちょっとしたSalesforceの開発・設計を行いたい(あと、どうせ勉強するなら資格も取りたい)」という方に、今回は自分の経験から「Platformアプリケーションビルダー」資格の取得と勉強方法をご紹介します。

Platform アプリケーションビルダー資格とは?

Platform アプリケーションビルダーとは、

Salesforce Platform の宣言的カスタマイズ機能を使用したカスタムアプリケーションの設計、構築、リリースのスキルを習得していることを証明する認定資格です。
Salesforce資格一覧ページより)

「宣言的カスタマイズ」と言うと難しく聞こえますが、ポイント&クリックのことです。

つまり

コードを記述せずにUI上で画面やシステムを作る開発設計方法

です。

これ、かなり「開発・設計」イメージのハードル下がります。Microsoft Officeを使ってきた方にはすごく入りやすい入口だと思います。UI上で開発ができるってなんて画期的!(あくまでも個人的な感想です)

こんな感じの画面とシステムが作れます。
↓↓↓

Platformアプリケーションビルダー試験の勉強をすることによって、資格取得はもちろんのこと宣言的カスタマイズ開発の基本的知識を学ぶことができます。

取得までの道のり

1.試験概要の確認と申込

Salesforce の受験ガイドで、受験資格や合格レベル、試験範囲などを確認します。ちなみに受験資格としてプログラム開発経験 (Apexや Visualforce など) があるか等は問われません。※経験はあったほうがベターという感じ

ちなみに試験概要を抜粋するとこんな感じです。

受験資格:なし
合格点: 63%(60問中)
試験範囲:データモデリングおよび管理(20%)、セキュリティ(10%)、ビジネスロジックとプロセスの自動化(27%)など
※2018年6月現在

私は開発経験はなかったので焦りましたが、以下に記載する勉強方法で約2週間で合格することができました。

◎Salesforce Platformアプリケーションビルダー受験ガイドはこちら (PDF)
◎試験申込ガイドはこちら

2.認定トレーニングを受講

SalesforceではPlatformアプリケーションビルダー認定トレーニングが用意されています。

試験範囲は広範囲に渡るので、全て勉強しようと思うと多くの時間を要しますが、このトレーニングを受けることでかなり効率的に機能を学ぶことができます。※私は認定アドミニストレータの認定トレーニングを受講済みでしたので、「差分コース」という重複内容を省いたコースを受講しました。

実践にも役立つと感じた所、そこは

開発→テスト→リリースの流れに必要な機能を学べる。

ということです。
資格試験のための勉強にももちろん、実践にもとても役立つ内容だと思います。

講座内容の詳細はこちら
※ 前提条件としてアプリケーション開発の経験があること

◎認定トレーニングについての詳細はこちら
◎認定アドミニストレータ資格の取得についてのブログはこちら

3.自習(ここ大事)

認定トレーニングで基礎を固めた後は、その知識を自分に染み込ませる自習時間を設けます。コジマはトレーニング後約2週間ほど自習時間を取り試験に臨みました。

◆認定コースの教科書と演習ツールで復習

認定コースでは30日間使用可能な演習用Salesforce画面(組織と呼びます。以下、組織)をもらえます。ブラウザで開けるので家のPCで操作をしながら復習することができます。教科書の内容を読み返すこと、また演習テキストを読みながら実際の操作を行います。

もくもくと勉強をする時間は必要です。

◆Trailheadを活用

Salesforce のWeb上のトレーニングシステムの名称です。Salesforceの機能や目的ごとの自習用トレーニングが用意されています。ここでもトレーニング用の組織も用意されており、実際の操作を練習する環境があります(ハンズオンと呼びます)。知識習得と技術習得を同時に行える優れたツールです。

<Platformアプリケーションビルダー受験で役に立ったTrailhead内の学習メニュー>
Lightning Experience のカスタマイズ
Salesforce Connect
Prepare for Your Salesforce Platform App Builder Credential

余談ですがハンズオンで出された問題(操作)を成功させ、学習メニューをクリアするとバッジがもらえます。大人になっても褒められるってうれしいですねw

◆Salesforceを動画で学ぶ

Salesforceが日本語で各機能の紹介をする動画です。かなりわかりやすくておすすめです。
中でも「プロセスの自動化」「セキュリティ・ユーザ管理」などは試験範囲でもあるのでじっくりと見ていただくといいかもしれません。

◎Salesforceを動画で学ぶはこちら

取得後の注意事項(リリース試験)

認定Platform アプリケーションビルダー資格取得後は、1年に3回のリリース試験に合格する必要があります。Salesforce は日々進化しているため、年3回(Spring/Summer/Winter)新機能のリリースを行っており、このリリースの内容が試験となります。リリース試験はオンライン上で受験ができ、試験提供期間内であればいつでも受験が可能です。
※例:Spring ’18 リリース試験の試験提供期間→Winter ’18 試験切替まで

◎資格の更新についての詳細はこちら

なお、今まではリリース試験は受験料(更新料)がかかっていましたが、今後は資格の更新が Trailhead になって更新料が無償になります。無償化のスケジュールは資格によって異なりますので最新の情報はSalesforce のページでご確認ください。

◎Salesforce 新着情報はこちら

まとめ

個人的な意見ですがこの資格を取得することで得たもの。

宣言的カスタマイズ機能でどこまでできるのかを理解できるようになった。
→ ここまでは宣言的カスタマイズでの開発でできる、ここからはコードでのプログラミング開発という切り分けができるようになった

痒い所に手が届くようになった。
→ 基本機能ではできないことも宣言的開発を知ることでコードの記述をすることなく、シンプルな方法で開発ができるようになった。

しかも宣言的カスタマイズでの開発はその後のリリース時の動作保証がされています。「リリース後に使えなくなった!」がありません。プログラミング的開発(Apex、Visualforceなど)はカスタマイズの領域が広い分リリースのたびに動作検証(及び適宜修正)を行う必要があります。

何かの参考にしていただけると幸いです。

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