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Salesforce認定アドミニストレーター資格と、取得までの勉強方法

 2017.03.01 support_service_team

こんにちは。サークレイスの Salesforce 認定アドミニストレーター、友坂です。

いきなりですが、Salesforceのスキルを習得していくにあたり、せっかくならセールスフォース社の認定資格も取得したいと考えたことはありませんか?

Salesforceでは、Salesforceを初めて使う人を含め、さまざまな役割ごとにCRM管理者/コンサルタント、アプリケーション構築者、開発者/アーキテクト、アナリスト、マーケター/コンサルタント向けなど、さまざまな認定資格が用意されています。また、Salesforce製品のほか、Marketing Cloud や CRM Analytics、Account Engagement(旧・Pardot)、MuleSoft、Tableau など、多数の製品向け認定資格も用意されています。

今回は、管理者/コンサルタント向けの基本資格、Salesforce「認定アドミニストレーター」資格について、合格までの勉強方法をご紹介したいと思います。

ちなみに私はIT系の業務は未経験でしたが、約1か月半ほどで Salesforce 認定アドミニストレーターを取得することができました。

Salesforce認定アドミニストレーター資格と、取得までの勉強方法1

Salesforce「認定アドミニストレーター」資格とは

Salesforce認定アドミニストレーター資格は、Salesforceのシステム管理者スキルを証明し、認定する資格です。Salesforce組織のメンテナンスや定期的な管理、機能追加などのカスタマイズ、ユーザーの管理など行う役割を担います。

Salesforce の最新機能を使用して、Salesforce組織の維持、一般的な業務要件・ビジネス要件への対応、管理機能の実行を行う能力が必要で、受験資格があるのは「Salesforce 管理Ⅰ- [前編]/[後編] (ADX201) 」認定コースを修了しているか、それと同等の経験と知識を持つ方、とされています。

試験範囲は、Sales Cloud、Service Cloud、Experience Cloud のアプリケーションやエンドユーザーが利用できる機能をはじめ、システム管理者が利用できる設定や管理におけるオプションを幅広く網羅しており、Salesforce の実装管理に使用する機能に焦点が当てられています。

実際のところ、システム管理者として、またエンドユーザとしての知識や経験があったとしてもそれだけで合格するのは、なかなか容易ではありません。

Salesforce 認定アドミニストレーター資格の概要(セールスフォース社Trailheadサイトに移動します。)

資格取得に向けどう勉強すればいいのか

当社の社員は、入社後どのように認定資格を取得しているのか、Salesforce 認定アドミニストレーター資格を持つ社員何名かに話を聞いてみました。

  1. まずは前編3日間、後編2日間の認定トレーニングを受講

セールスフォース社の公式サイトや 受験ガイド(StudyGuide) にも推奨トレーニングとして記載がありますが、[認定講師によるクラス] 研修コース:Salesforce 管理 Ⅰ [前編] ( ADX201-1 ) / Salesforce 管理 Ⅰ [後編] ( ADX201-2 )」を受講します。これからシステム管理者を目指す方や知識を深めたい方、資格取得を目指す方にとっては必須ともいえるハンズオンがメインの実践的なトレーニングです。認定トレーナーの丁寧で分かりやすい講義と、すぐに実務に生かせる演習で、基礎知識を確実に定着させていきます。

  1. 研修コースのテキスト、演習ガイドを読み込み、分からない部分をヘルプ&トレーニングで調べる

研修テキスト、演習ガイドは Salesforce認定トレーニングの際に提供されます。ヘルプ&トレーニングで理解できないところはインターネット検索でユーザや企業のブログなどで調べることも。
※情報が最新である保証はないので注意が必要です。

  1. 受験ガイド(StudyGuide)から試験範囲を確認し、不足箇所はWebセミナーとTrailheadで理解を深める

Salesforceの機能に関する過去のWebセミナーの聴講や資料の取得ができる他、リアルタイムでの聴講も可能。リアルタイム聴講であればその場でチャットで講師に質問でき、時間内の回答が得られなくても、後からサクセスコミュニティ内で回答を確認できます。また、リリースごとの機能紹介があったり、ユーザの方が実務や運用についてさまざまな質問をされていたり(試験対策ではありません)、非常に有用です。

Sales Cloud活用のための7ステップとして、Salesforceを導入しこれから利用を開始する方が必ず検討すべき課題から、運用開始後に必要なポイントまで、7段階に分けて記事と動画で実戦に役立つ知識を学べます。動画の投影資料や、ワークショップで使えるテンプレートなども配布されています。

ヘルプ&トレーニングを見ても理解できなかったことや更に理解を深めたい箇所は、試験範囲をテーマとした Trailhead(トレイルヘッド)や Trailmix(トレイルミックス)で更に学習します。
動画や資料、小テストが含まれます。セールスフォース社が提供する無料で学べるコンテンツで、学習を進めるに連れてポイントやバッジも貯まり、楽しみながら学習を進められます。

  1. 集合研修の演習ガイドの演習を繰り返す。自分でビジネス要件を想定し、Salesforce組織で検証する

もしもビジネス要件が想定しづらければ、演習ガイドの演習を自分でアレンジしてみたり、インターネットでさまざまな要件を検索してみるのもいいかもしれません。読んで覚えることも大切ですが、繰り返し組織で手を動かすことでより強く覚えることが可能です。

 
また最近ますます、Trailheadの和訳が進んできて非常に使いやすくなっています。動画やハンズオンのチャレンジは英語であることも多いですが、ブラウザ上で「右クリック翻訳」して解説を読むだけでも理解が深まります。以下は、私のオススメ・トレイルです。

弊社では、このように私を含め多くの社員がさまざまなツールを活用し、Salesforce認定資格の取得に向け日々勉強に励んでいますが、やはりまず最初の一歩としては認定トレーニングの研修受講が有効です。弊社に所属するSalesforce認定講師の丁寧な講義とサポート、実践的な演習はもちろんのこと、認定トレーニングで提供されるテキストや演習ガイドも、より効率的に機能を学習していく上で非常に有益です。

認定アドミニストレーター試験に合格するとどんな未来が待っているか

まず第一に、Salesforce認定アドミニストレーター資格は、システム管理者やコンサルタントを目指すための「基本資格」です。この資格を持っていないと、上級アドミニストレーターやSales Cloudコンサルタント、Service Cloudコンサルタント、Experience Cloudコンサルタントなどの「上位資格」取得に挑戦できません。最上位資格である「認定テクニカルアーキテクト」資格などの礎となる、とても大切な資格なのです。

実務的なメリットでは、何よりも「普段の業務に自信が持てる!」ということです。独学で頑張っていても、究極の場面で「私の知識は本当に正しいだろうか。私の判断は合っているだろうか。」と常に不安がつきまとうものです。しかし、認定資格合格への道のりで得たスキルやナレッジは、認定バッジ以上に自分の自信となって普段の業務遂行をスムーズにします。

さらに、もし皆さんが転職(転社)や異なる職種への転換を考える場合、「Salesforce認定アドミニストレーター資格 保持」という履歴書に書ける資格が、必ず未来への門戸を大きく広げます。デジタル技術の需要は今後もますます高まると予想されており、このスキル取得は必ず皆さんの将来を明るく照らします。

そして、「Trailblazer」と呼ばれる、Salesforceを使う世界中の友人と繋がるきっかけになります。資格の取得だけでなく、業務上の悩みを相談したり、ともに将来を語り合ったりできる、「同じ高みを目指す人々」と同じ視点で会話できるという楽しみも生み出します。

最後に

弊社では、Salesforce 認定アドミニストレーター コースの他にも、さまざまな認定資格をサポートするSalesforce認定トレーニングをご提供しております。目的に合わせて、ぜひご利用ください。

※サークレイスが提供するSalesforce認定トレーニングカタログはこちらからご覧いただけます。

以上、Salesforce 認定アドミニストレーター資格と、資格取得までの勉強方法でした。
お読みくださった皆さんの、学習の参考となれば幸いです。

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